事務代行の活用法 事務代行の選び方

事務代行における「人材派遣・業務委託・業務請負・外注」違いを徹底比較!

2017-02-14

こちらのページにたどり着いた方は、おそらく社内業務をアウトソーシングしたいとお考えでしょう。
この「アウトソーシング」という言葉を訳すと「外部委託」。
従来は自社内で行っていた業務を外部組織から「サービスの提供を受ける」という形で購入することを指します。
自社内のマンパワーをさらに生かし、自社では足りない部分を適切に補うためには必要不可欠な行動です。

さて、このアウトソーシングに当たるものとして

  • 人材派遣
  • 業務請負
  • 業務委託
  • 外注

といった言葉があります。

ところで、御社ではこれらを明確に区別し、必要に応じて使い分けることはできているでしょうか?。

人材派遣とは?

人材派遣会社が発注先の企業と契約を交わし、作業スタッフを自社で雇用します。
そして、作業スタッフは派遣先の企業担当者から指示を受けて業務を行う形態です。

業務内容は派遣先の企業と人材派遣会社の契約により定められており、決められたもの以外の業務を行うことはありません。
例外もありますが、作業スタッフは派遣先の企業内(オフィスなど)で勤務する場合がほとんどです。
雇用主が人材派遣会社なので、作業スタッフに給与を支払うのは人材派遣会社となります。

人材派遣会社が作業スタッフの教育や福利厚生を行うため、必要な費用は自社で社員やパート・アルバイトを雇用するのと同程度、またはそれに近いものが必要になるケースも。
ですが、「即戦力」の人員を手配できるため、上手に利用するのがポイントです。

業務請負とは?

「完成品を一式いくらで納品する」という契約を発注先と交わす形態です。
請け負った側は人件費や資材の調達、完成までの過程など、完成までのすべてにおいて自己責任にて契約した品物を作成します。

完成品を受け取った時点で料金を支払う、中途で一時金を支払うなど、ある時点でまとまった費用が発生する場合が多く、一般的には住宅建設やソフトウェア開発によく見らるものです。
納品された商品に瑕疵があった場合、予定日より納品が遅くなるといった請負業者に起因するリスクがあるため、必要とされる技能や知識、人材を擁していることを確認した上での契約が必須です。

また、料金の回収より先に製作に入ることがほとんどなので、請負業者は発注先がきちんと支払うかの確認を、業務に入る前に行うことが望ましいとされます。

業務委託とは?

「決められた時間数・期間、所定の業務を行う」という契約を発注先と交わす形態です。
善良な管理のもとで業務が成されればよいという形であり、「完成させて納品する」という概念がないとされています。
主にコールセンターやビル管理、事務作業に用いられます。

業務委託も業務請負と同様に、委託業者のスキルは発注先が確認することが重要なことと、委託業者は発注先がきちんと料金を支払うのかを契約などを通じてきちんと見極めることが肝要です。
また、一定期間委託することが多いので、長い目で見た信頼関係を築くことでアウトソーシングが可能になります。
その結果、専門知識が必要な業務を担当する自社スタッフを置く必要がなくなり、金銭面の負担を少なくすることが可能です。

事務代行・秘書代行(定期契約)

限られた人数で事業を行っている小規模な会社の社長さんは、コア業務以外にも数多くの仕事を抱えているものです。
ですが、経営者であるあなたご自身が時間を確保してするほどの重要性が、どの業務にもあるわけではありません。
そのような、あなたの事業に必要ではあるけれども「あなたではなくても問題がない」事務作業を中心に、あなたの代わりに業務を代行する形態です。

セミナー事務局代行

セミナー事務局に求められる機能は、通常の事務代行とは業務内容が大きく異なります。
そのため、一般の事務代行業者ではカバーできないケースが非常に多く、セミナー事務局運営に問題を抱える講師様の悩みの種となっているのが現状です。
もしもセミナー事務局の代行業者をお探しであれば、すでに実績のある代行業者をお選びになることをおすすめします。

ワードプレス・ブログ・SNS運用(運営)代行

これからの時代は、SNSを活用した営業活動が主流です。
ですが、こまめな発信が重要なSNSを使いこなすのは、忙しいあなたにとって重荷なのではないでしょうか。

業者を選ぶ際は、

  • 御社の希望するスケジュールと内容に沿って、運用処理を行うことができるか?
  • SNSにおける広告運用についての提案など、多方面に渡ってサポートしてもらえるか?
  • アカウント管理について、セキュリティ規定に関する明確なルールがあるか?

以上を確認すると、失敗する可能性を減らすことができます。

外注とは?

自社業務の一部を、社外に注文して製作させることです。
本来は自社内で製作するべきところ、何らかの事情があり他社に依頼すること全般を指します。
日本で言われている「アウトソーシング」に最も近い言葉と言えます。

まとめ

今回取り上げた言葉は「よく耳にするが、その違いが分からない」もの。
ですが、それぞれには大きな違いがあります。
事前に違いを知っておくことで「こんなはずではなかった!」を防ぐことが可能です。

御社の「人手が足りない」「社内には適切なスタッフがいない」に、タイムリーで的確なサポートを行う。
それがオンライン事務代行、秘書代行の役割です。
何かお困りごとがございましたら、どうぞお気軽に利用をご検討ください。

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