「私、妊娠したのですが」
そう言ってきた女性社員に「おめでとう」と言葉をかけつつ、様々なことが頭の中でグルグル回る。
- いつから産休に入るのか?
- どれくらい育休を取りたいのか?
- 育休明けからスムーズに復帰してくれるのか?
- もしかしたら、このまま退職するのかも…
女性スタッフを雇用する経営者であれば、誰にでも起きる可能性のある場面です。
女性スタッフの妊娠・出産をリスクにしないために
「女性が活躍する社会」と言われるようになって久しくなりました。
なのですが、働く女性が安心して妊娠・出産ができる環境とはまだ言えないのが日本社会です。
産休・育休を取得した女性スタッフの悩み
毎年のように、秋から翌年3月にかけて
- 保育所に全部落ちた
- 4月から会社に復帰できない
- もう保活に疲れたから、やめたい
保育所に関するこのような声が、育休中のママから数多く聞こえてきます。
妊娠前の会社で、そのまま働き続けたい。
でも、子どもを保育所に預けなければ職場復帰は不可能である。
保育所の不足が年を追うごとに深刻になっており、働き続けたいママの不安は募る一方です。
育休中の女性スタッフがいる企業の経営者が持つ悩み
一方、経営者にとっても、女性スタッフの保育所問題は他人事ではありません。
育休中のママが復帰することを見越せば人員の補充もままなりませんし、既存のスタッフで頑張るしか方法がないのが現状です。
にもかかわらず
- 保育所に入れなかったから、育休を延長したい
- 住んでいる地域では保活が厳しいので、このまま退職します
といった連絡が、育休中の女性スタッフから来ることもしばしば。
「働くことができない」と本人が判断した以上、「分かりました」とその申し出を受けるしかありません。
産休・育休を問題視しないために経営者ができること
では、産休・育休を取得した女性スタッフが無事に職場に復帰するまでの間、経営者は何もできないのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
育休を終えたママが職場に帰ってくるまでの間、「事務代行を利用する」という手段があります。
- 産休に入る女性スタッフが担当していた業務を、不在の間は事務代行スタッフが代わって行う。
- 育休期間を終えてママが職場復帰した時点で、事務代行との契約を終了する。
以上の手順を踏めば、経営者のあなたは既存スタッフに負荷がかかることを防ぐことができます。
また、産休・育休を取得した女性スタッフは「復帰しても、私の居場所はある」が実現できます。
事務代行サービスを利用して、産休・育休を安心して取得する方法
産休・育休を取得する女性スタッフの代わりに事務代行を利用するには、主にふたつのパターンがあります。
順を追って説明します。
すべての担当業務を事務代行へアウトソーシング
事務作業が中心のスタッフであれば、担当業務をそっくりそのまま事務代行に移行するとスムーズに進みます。
産休に入る前に事務代行側のスタッフに引き継ぎ、育休が明けた時点でまた元のスタッフへ戻します。
「ピンチヒッターが来た」という感覚なので
- 会社に所属する他のスタッフの業務量が増えることがない
- 育休から復帰した後の女性スタッフは、そのまま同じ業務を担当することができる
という特徴があります。
事務作業だけを抜き出した上で、事務代行を利用する
事務作業以外にも担当業務がある女性スタッフが産休・育休を取得する場合にも、事務代行は活用できます。
該当する女性スタッフを含めた同じセクションのスタッフが抱える事務作業を、一括して事務代行にアウトソースすることで
- 事務作業から解放されて、コア業務に集中できる
- 育休から戻って来たママに事務作業を中心とした業務を担当してもらうことで、仕事と子育ての両立による負担感を減らす
といったメリットがあります。
結果が同じであれば誰が行っても問題がない事務作業は、社内では大量にあるはずです。
女性スタッフの育休取得は、事務作業をアウトソーシングするよい機会となるに違いありません。
まとめ

少子化が問題視されている日本において、女性の妊娠・出産は非常に喜ばしいことです。
とは言え、妊娠した女性スタッフを雇用する経営者にとっては、複雑な思いを抱えることもあるでしょう。
「彼女が抜ける穴を、どうやって埋めればいいのか?」
そう思い悩んだ時は、ぜひ事務代行の存在を思い出してください。
事務代行サービスであれば、新たな雇用は発生しません。
好きなタイミングで、必要な期間だけ事務スタッフを活用することが可能です。
また、事務代行を利用することで、スタッフ配置や担当業務を見直すチャンスと捉えることもできます。
産休を取得する予定がある、育休中の女性スタッフがいるという経営者さんは、ぜひ事務代行サービスにご連絡を。
御社の状況に合った事務代行の活用法を、提案してもらえるはずです。